気管支炎の症状

気管支炎

気管支炎は読んで字の如く、気管支に炎症を起こした状態のことをいいます。急性と慢性のものがあり、急性は炎症全般を指し、慢性になると咳や痰が2年以上続いていて、年に3ヶ月以上継続する物を言います。ただし、気管支喘息や肺結核などの、肺や心疾患もあるものは除きます。冬に多く見られる症状で、女性よりも男性に多いのが特徴です。治療せずに放置しておくと、肺性心へ進行してしまいますので注意しましょう。

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気管支炎の咳

気管支炎の咳

風邪をひいて咳が出て、他の風邪の症状は治まっているのに咳だけはいつまでも出る場合、急性気管支炎の可能性があります。風邪と気管支炎の違いは、ウイルスや細菌のつく場所が違うだけで、気管支炎だからか風邪よりもひどい状況だと言うことはありません。

痰がからんだ咳が出て、夜になると自律神経がゆるくなり、痰の制御ができずに多くなります。気管支炎というと、かなり咳がひどい印象がありますが、気道が腫れて狭くなる上に痰が多くなります。これらが刺激となって、ひどい咳になります。痰がたまりすぎると呼吸が苦しくなりますので、うまく咳をして上手に痰を出しましょう。


気管支炎の治療

気管支炎の治療

気管支炎の治療には、気管支拡張剤を使います。子供によく処方されるのがホクナリンテープという気管支を拡張するシールです。体に貼って皮膚から成分を吸収するもので、薬を飲めない子供にはとても便利なものです。

その他には去痰剤が処方されるでしょう。痰をサラサラ状態にしてきれやすくしてくれます。慢性気管支炎の場合、根気よく治療に取り組まなければいけません。急性気管支炎だと治りも早いのですが、慢性になるとやはり治るまで時間がかかってしまいます。喫煙者の場合は禁煙しなければいけません。


気管支炎かどうかの診断は、肺炎、肺がんとの区別をつけるために、胸部X線検査を行います。聴診でヒューヒューとした喘鳴が聞こえるのも特徴です。

喘息性気管支炎

喘息性気管支炎

子供に多い症状ですが、風邪をひくたびに必ずと言っていいほど、咳だけがいつまでも長引いている子供がいます。他の症状として、発熱もなく、食欲もあり、夜もぐずることなくぐっすり眠る。昼間も機嫌良く遊んでいて、こんなに咳が出ているのに、調子が悪くないのだろうかと親だったら疑問に思うでしょう。こういう状態を喘息性気管支炎といいます。

厳密にいうと、病名を全く無視してしまうことになりかねませんが、喘息でもなければ気管支炎でもありません。痰が上手にきれないことがネックでしょうか。生活も普段通りでかまいませんが、発熱したり咳がひどすぎて嘔吐してしまう場合、夜も眠れないくらいの咳が出ているときは薬を処方してもらいましょう。


喘息性気管支炎の場合、成長と共に症状は軽くなってきますが、中には反対に症状が重くなり、喘息へと移行する場合もあります。親族に気管支喘息の人がいる場合、その確立は高くなります。水分を多くとって(ジュースや炭酸飲料は避けましょう)、室内の空気が乾燥しないように注意しましょう。眠るときに咳が出て辛いときは、上半身を少し高めにすると咳が若干おさまります。枕の下から背中にかけて、バスタオルを数枚重ねて敷くといいかもしれません。

気管支喘息との違い

喘息性気管支炎は喘息のような症状を見せながらも喘息ではありません。喘息に似た症状なので「喘息性」なのです。では気管支喘息とはどのようなものでしょうか。大きな違いと言えば、咳による呼吸困難の程度が全く違うということです。

近年では子供の気管支喘息も増加してきており、重症の発作を起こすと命を落とすことにもなりかねません。実際に毎年数千人の人がこの気管支喘息で命を落としています。気管支喘息の詳しいことは、【喘息】の項で詳しく取り上げています。

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